安全性

ドッグフードをふやかすメリット

犬を仔犬の時から飼い始めると、初めのうちはドッグフードをふやかして与えるよう言われます。
ふやかしたドッグフードを与えるのは、人間が離乳食を食べるのと同じことです。
まだ、歯や内臓がきちんと出来上がっていないため、ドッグフードを食べやすくしたり消化を助けたりする効果があります。
同様の理由から、体調がすぐれない時や、高齢の犬にはふやかしたものを与えることがあります。
消化しやすくすることや、水分補給の面でふやかして与えることにはメリットがあります。
特に冬場は犬は水分を摂る回数が減ります。
水分が不足すると代謝が落ちて健康面でのトラブルの原因にもなります。
もちろん、夏も水分を摂らないのは脱水症状を引き起こします。
愛犬が自分からあまり水分を摂らない場合、夏や冬は状況に応じてドライフードをふやかしたり、ウェットタイプに切り替えたりして調整してあげましょう。

ただ、元気な成犬に、ずっとふやかしたフードを与えるのは避けるほうが良いとされています。
基本的には、3か月を過ぎた頃から、ふやかす時間を短くし、最終的にはドライフードをそのまま与えるように切り替えていきます。
これは、しっかりした歯を作るためや食べかすを歯に溜めないためです。
人間もやわらかいものばかり食べると歯や顎が育ちません。
歯や顎を育てるためにも固い食べ物を食べる必要があるのです。
また、ふやかしたフードやウェットタイプのフードは歯に詰まりやすいです。
犬は自分では歯磨きをしません。
ですから、歯に食べかすが詰まっていると、それがそのまま歯垢となり歯の周りに残ってしまいます。
歯垢は歯石になったり、虫歯になったり、口臭の原因にもなります。
犬にとって、歯石を取ったり、虫歯を治療したりするのはとても大がかりな処置になります。
多くの場合が麻酔をかけての手術になるため、体への負担も大きいですし、費用も人間とは比べ物にならない金額がかかります。

基本的には、健康な成犬にはドライフードを与えましょう。
体調が悪かったり、水分を摂らなかったり、年齢的な問題があったりするときにはドライフードをふやかして与えるようにしましょう。